「これは対象になりますか」――保険会社に電話する前に、質問の形を変える
人に車を貸す、車で国境を越える、1台の車を2人がいつも運転している。これらについて、当サイトはどれも同じ一文で止まっています。自分の保険会社にしか答えられない、と。そこで止まるのは正しいことです。保険契約は1件ずつ違うからです。ただ、その電話のかけ方で得られるものは変わり、多くの人は電話を終えたあと、実は手元に何も残っていません。
まず、尋ねたいのがどの種類かを見分ける
少なくとも3種類あります。ある状況が補償の対象かどうか、あることが保険料に影響するかどうか、実際に起きたらどんな手続きを踏むか。この3つは相手の側では部署も権限も別で、混ぜて尋ねると、たいていいちばんあいまいな答えが返ってきます。
だから電話の前に、尋ねたいことを一文に書き、それが1種類だけに属することを確かめます。1回の電話で2種類尋ねてもかまいませんが、分けて尋ね、分けて記録します。
状況を説明する。「これは対象になりますか」とは尋ねない
「友人に貸すのは対象になりますか」と尋ねると、相手は一般的な説明しかできません。具体的な状況の説明に変えます。誰が、どれくらいの期間、どれくらいの頻度で、同居しているか、車はどこに止めるか、相手に自分の保険契約があるか。条件を完全に伝えるほど、答えは自分に当てはまるものになります。
当サイトには、車を人に貸すときは具体的に尋ねることについての別の記事があります。その記事の尋ね方はほかの状況にも同じように使えます。いくつかの条件を入れ替えるだけです。
1回の電話で3つを得る
1つ目は答えそのものです。2つ目は根拠で、その内容が保険契約のどの部分に書かれているか、またはその項目が保険契約上で何という名前かを説明してもらいます。3つ目は相手が誰かで、氏名でも担当者番号でもかまいません。それに今日の日付と通話のおおよその時刻です。
2つ目はいちばん飛ばされがちですが、あとで自分で検証できる唯一のものです。名前がわかれば、自分の保険契約を開いて同じ文言を確かめられます。そこではじめて、その答えは本当に確かなものになります。
口頭の回答とは何で、何ではないか
口頭の回答の使い道は、次の一歩を判断する助けになることと、保険契約のどの部分を見ればよいかがわかることです。限界は、電話に出た人が見ているのが保険契約の全文ではなく要約かもしれないこと、そして理解した状況が説明した内容とずれているかもしれないことです。
だから口頭の回答は結論ではなく、手がかりとして扱います。当サイト(ツールサイト)には、双方が同じことを話していると確認することについての別の記事があります。一度復唱するのがいちばん手間のかからない方法で、この電話ではとくに役に立ちます。
必要なとき、書面をどう求めるか
書面を求めるのは事を大きくすることではなく、一言で済みます。「いまの説明を email で送っていただけますか」。多くの場合、相手は応じます。それはもともと相手の記録方法の1つだからです。
相手ができないと言ったら、次善の策として、この内容を自分の顧客記録に残してもらい、記録番号を教えてもらいます。当サイト(ツールサイト)には、機関に記録を1件求めるとき、まず相手の使う名称で伝えることについての別の記事があります。
3行書き留め、車の記録帳に入れる
3行とは、どの日にどんな状況を尋ねたか、相手は誰か、答えとそれが保険契約のどこにあるか、です。更新のときにこの3行をまた使います。保険契約が変わると、以前尋ねた答えがまだ成り立つとは限らないからです。
当サイトには、保険の更新通知が届いたら、比べるのは変わった行だということについての別の記事があります。当サイトには、車の記録帳をどう1冊にまとめるかについての別の記事があります。この3行はそこに入れます。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、どう尋ねるか、何を得るか、どう記録を残すかで、書いているのはやり方です。当サイトは、どの保険契約の補償範囲も説明せず、どの状況で保険金が支払われるかも判断せず、どの保険会社やプランも評価しません。
実際の補償は、保険契約の文言と保険会社の正式な回答が基準です。保険金請求をめぐる争いや責任の所在に関わる部分は、資格のある人が扱うべきことです。
ポイント
まず、尋ねたいのが補償範囲か、保険料への影響か、保険金請求の手続きかを見分け、3種類を分けて尋ねます。「これは対象になりますか」とは尋ねず、状況を説明する形で尋ねます。誰が、どれくらいの期間、どれくらいの頻度で、同居しているか、車はどこに止めるか。条件が完全なほど、答えは自分に当てはまります。1回の電話で3つを得ます。答え、根拠が保険契約のどの部分にあるか、そして相手が誰かと日付です。口頭の回答は結論ではなく手がかりで、必要なときは相手に email で送ってもらうようそのまま頼みます。最後に3行書き留めて車の記録帳に入れ、更新のあとにもう一度確認します。