エンジンが完全に冷えた状態で試乗できますか?
現地に着いたとき、車はすでに温まっているかもしれません。乗ってきたばかりのこともあれば、先にエンジンをかけてあったこともあります。そして、温まった状態では出ない現象があります。
なぜ冷えた状態が大切か
エンジンが冷えた状態で始動すると、一部の部品のすき間、オイルの状態、系統の反応が、温まっているときとは異なります。そのため、始動直後の1〜2分だけ出て、その後は消えてしまう音や現象があります。
売り手が必ず何かを隠しているという意味ではありません。先にエンジンをかけておくのは、単なる気づかいのこともあります。ただ、理由が何であれ、見られる部分が1つ減ります。
段取りのしかた
この点は率直に、しかも事前に伝えます。
たとえばこう言えます。エンジンが完全に冷えた状態で始動を見たいので、一晩置いて動かしていない時間に約束できますか。多くの売り手は応じてくれます。相手がどうしても先にエンジンをかけると言う場合は、理由を尋ねてかまいません。
冷間始動で注意すること
車の外に立って一度聞き、車内に座って一度感じ取ります。
- 実際にできること
- 始動がスムーズか、何回クランキングしてかかるか
- 始動直後の30秒に異音がないか
- アイドリングが安定しているか、振動しないか
- 排気管からはっきりした色や大量の煙が出ていないか
- ダッシュボードに警告灯が点くか、消えるまでどれくらいかかるか
- 点いたまま消えないランプがないか
警告灯ははっきり尋ねる
点いたまま消えないランプがあれば、それが何か、いつからか、対処したことがあるかを率直に尋ねます。
車を見せる前に警告灯をリセットする人もいます。ですから、ダッシュボードはまったくきれいなのにメンテナンス記録に空白がある場合は、整備士に確認を任せる価値があります。整備士は、より詳しい記録を読み出せる機器を持っています。
メモして、自分では判断しない
冷間始動のときに聞こえたり感じたりした異常はすべてメモし、購入前点検のときに整備士に伝えます。いつ、どんな音が、どれくらい続いたかを、具体的な言葉で伝えます。
この記事の目的は、観察する機会を持ってもらうことだけです。そのためには車が冷えている必要があります。
当サイトには、エアコンと暖房はどちらも正常か、その場で一度試せるかについての別の記事があります。冷間始動を見る機会に、この項目もついでに済ませます。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、観察できる項目と段取りのしかたです。いかなる現象も読み解かず、いかなる車両の状態も評価せず、機械に関するいかなる判断も示しません。評価は資格のある整備士に任せてください。
ポイント
車を一晩置いた時間に、事前に約束します。外に立って一度聞き、車内に座って一度感じ取り、最初の30秒と警告灯に注意します。異常はメモして整備士に伝えます。