年に一度の車の点検:開くのはどの書類か
車が家と違うのは、軸が2本あることです。日付と走行距離です。日付だけを見ると半分を見落とします。メンテナンスの類は走行距離で進むからです。走行距離だけを見てもいけません。保険と登録の類は、どれだけ走ったかとまったく関係がないからです。毎年決まって1時間かけ、2本の軸を並べて一度見れば、「なぜ誰も知らせてくれなかったのか」の大半は起きなくなります。
まず月を1つ選び、いまの走行距離を書き写す
どの月を選ぶかは重要ではなく、重要なのは毎年同じ月にすることです。もともと車のことを思い出す月――たとえば保険更新の前の月――を選ぶほうが、1月1日を選ぶより続けやすくなります。
腰を下ろして最初にするのは、いまの走行距離と今日の日付を書き写すことです。この1行が、このあと開く書類すべてを照らし合わせる基準になり、来年のこの時期に比べる材料にもなります。
1つ目:保険契約。見るのは、載っている人と車がいまの状況のままか
1年のあいだに変わった可能性があるのは、主な運転者が誰か、車を夜どこに止めているか、年間におおよそどれだけ走るか、この車を運転する人が1人増えていないか、です。これらが変わったのに伝えていないことと、金額が合っているかどうかは別の話です。
更新通知が届いたときには、ほかにも、その時点でしか尋ねられないことがいくつかあります。当サイトには、保険の更新通知が届いたら、比べるのは総額ではなく変わった行だということについての別の記事があります。
2つ目:登録、ナンバープレート、検査の一式
この一式は別々の機関から来ていて、期限がそろっているとは限らず、通知が届くとも限りません。引っ越した場合や送付先住所を変えた場合は、とくに見落としやすくなります。確認するのは、各項目の次の期限と、それぞれ誰に連絡するかです。
地域によっては定期検査という関門もあり、それはメンテナンスとは別のことです。当サイトには、まず自分の州に定期検査が必要かを確認し、それから日程を組むことについての別の記事があります。
3つ目:メンテナンス記録。今日の走行距離と一度照らし合わせる
見るのは「前回は何マイルのときか」と「次回はどの数字か」です。その数字から今日の走行距離を引けば、あとどれだけ残っているかがわかります。最近やったはずだという印象に頼らずに済みます。
ついでに、この1年で実際にどれだけ走ったかも見ます。この数字が来年のメンテナンスのペースを決め、保険契約に記入する欄にも影響します。当サイトには、メンテナンスの周期、時期どおりに行うもの、状況を見て判断するものについての別の記事があります。
4つ目:この1年に実際にいくら使ったか。自分の思っていた額と比べる
この1年の車に関する支出を合計します。保険、ガソリンまたは電気、メンテナンス、修理、駐車、通行料金、そして登録の類の手数料。多くの人が少なく見積もっているのは、修理と手数料の2つです。
この数字は、来年の備えの資金に根拠を与えるためのものです。当サイトには、車を維持する日常:管理できる出費とできない出費についての別の記事があります。
最後に:期限の表と記録帳そのものを更新する
いま確認した日付の1つ1つを、その表に書き戻します。替えた店、替えた保険会社、増えた書類は、記録帳に書き足します。この手順はいちばん飛ばされがちです。前の5つを済ませると、もう終わった気になるからです。
この手順をしないと、来年のこの時期に一から調べ直すことになります。当サイトには、車に関する期限を1枚の表にまとめることについての別の記事があります。当サイトには、車の記録帳をどう1冊にまとめるかについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、毎年決まってどの書類を開き、何と照らし合わせ、何を更新するかで、書いているのは整理の方法です。当サイトは、どの車両の機械的な状態も判断せず、どの保険契約、店、製品も評価しません。
登録と検査に関する規定は地域ごとに違い、実際の要件はお住まいの地域の車両管理当局の公式の説明が基準です。当サイト(住宅購入サイト)には、年に一度の持ち家の点検でどの書類を開くかについての別の記事があります。そちらは同じやり方を家に使ったものです。
ポイント
車には軸が2本あります。日付と走行距離で、片方だけを見ると半分を見落とします。毎年決まった同じ月に腰を下ろし、まず今日の走行距離と日付を書き写してから、4つを開きます。保険契約に載っている人と車がいまの状況のままか、登録・ナンバープレート・検査それぞれの次の期限、メンテナンス記録の「次回はどの数字か」、そしてこの1年に実際にいくら使ったか。最後に、確認した日付をその表に書き戻し、記録帳を補います。そうしないと、来年は一から調べ直すことになります。