メンテナンスの周期:時期どおりに行うもの、状況を見て判断するもの
メーカーのマニュアルがもっとも信頼できるよりどころですが、実際の間隔は車の使い方にも左右されます。この記事は、その判断のしかたを扱います。
基準はメーカーのマニュアル。店のすすめではない
車ごとの推奨間隔は、メーカーのマニュアルに書かれています。整備店のすすめは、マニュアルより頻繁なことがあります。両者が違うときは、まず理由を尋ねます。
- 実際にできること
- マニュアルには通常、「通常使用」と「シビアコンディション」の2種類のスケジュールがある
- 短距離の通勤、極端な気候、重い物をよくけん引する使い方は、たいてい後者にあたる
先延ばしにできない項目
エンジンオイルとオイルフィルター、ブレーキ系統、タイヤ(空気圧と摩耗)、タイミングベルト(チェーンではなくベルトの車の場合)。これらは、遅らせたときの代償がメンテナンス費用をはるかに上回ります。
タイミングベルトが切れると、エンジンによっては深刻な損傷につながります。もっとも節約すべきでない項目です。
実際の状態を見て判断できるもの
エアフィルター、エアコンフィルター、ワイパー、バッテリーは、状態を見て交換すれば足り、走行距離に厳密に従う必要はありません。
自分でメンテナンス記録をつける
日付、走行距離、何をしたか、いくらかかったか。売却するときにはこの記録が車の価格を上げ、ふだんも重複した整備を避けられます。
メーカーのマニュアルが見つからないとき
中古車にはマニュアルが付いていないことがよくあります。現実的な方法は、そのメーカーの公式の窓口に請求するか電子版を調べることで、あわせて車両識別番号でどの年式・仕様の版かを確認します。
ネット上で第三者がまとめたメンテナンス表は、よりどころにできません。同じ車種でも年式や市場によって推奨が異なることがあるためです。当サイトも、間隔や項目は一切掲載しません。
同意する前に3つ尋ねる
店から予期していなかった整備をすすめられたとき、次の3つの質問で判断の材料が得られます。尋ねてもまったく失礼にはなりません。
- 実際にできること
- この項目について、メーカーのマニュアルではどう推奨されていますか?
- いまやらないとどうなりますか?次回まで待てますか?
- 先に書面の見積もりをもらえますか?
周期のほかに、周期どおりには来ないものがある
走行距離で進むものは、カレンダーに組み込めます。しかし、タイヤとバッテリーは状態で判断するもの、ダッシュボードのランプはその場で起きるもの、そして季節の変化はまた別の一組をもたらします。
以下の各記事はそれぞれ1種類を扱っており、合わせてはじめて完全なメンテナンスになります。当サイトには、車を持ち帰った最初の1週間に、あとでやるよりいまやるほうが簡単なことがいくつかあるということについての別の記事があります。
- 実際にできること
- 当サイトには、タイヤとバッテリー:路上で立ち往生する原因になりやすい2つについての別の記事があります。
- 当サイトには、ダッシュボードにランプが1つ点いたとき:まずどの種類かを見分けることについての別の記事があります。
- 当サイトには、極端な気候での車の使い方:冬と夏それぞれの注意点についての別の記事があります。
- 当サイトには、車を修理工場に出すとき:見積もり、追加項目、引き取りについての別の記事があります。
- 当サイトには、車を維持する日常:管理できる出費とできない出費についての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、何をよりどころにし、何を尋ねるべきかです。いかなる整備項目、間隔、走行距離もすすめず、いかなる車両の状態も、いかなる店のすすめが必要かどうかも判断せず、修理や安全に関するいかなる指針も示しません。実際のメンテナンスは、メーカーのマニュアルと資格のある整備士の判断を基準にしてください。
ポイント
メーカーのマニュアルを基準にして、自分がどの使用強度にあたるかを確認します。オイル、ブレーキ、タイヤ、タイミングベルトは先延ばしにできません。フィルター、ワイパー、バッテリーは状態を見て判断し、自分でメンテナンス記録をつけます。