自分でローンを探すと、価格は変わりますか?
この質問の価値は、答えが「変わる」か「変わらない」かにあるのではなく、尋ねるという行為そのものにあります。混ざってしまいがちな2つのことを、切り離せるからです。
なぜ分けて尋ねるのか
車の価格が1つのこと、そのお金をどう支払うかはまた別のことです。2つをまとめて話し合うと、一方で得た値引きがもう一方で取り戻されていないかを判断しにくくなります。
ですから実務上のやり方は、先に車の価格を決め、支払い方法はそのあとで話す、というものです。そして、はっきりとひとこと尋ねます。そちらのローンを使わない場合、この価格は変わりますか。
先に自分で条件を1つ聞いておく
売り手と交渉する前に、まず自分で銀行やクレジットユニオンに条件を1つ聞いておきます。そうすれば、手元に比べるための基準ができます。
基準があってはじめて、売り手側が出す条件を比べられます。基準がなければ、どんな数字でも悪くないように聞こえてしまうことがあります。
比べるときは同じものを見る
2つの条件で金額や回数が違うなら、毎月の支払いをそのまま比べても意味がありません。見るべきなのは全体の構造です。
- 実際にできること
- ローンの金額
- 金利と、それが最終的なものかどうか
- 支払い回数
- 毎月の支払い
- 全期間の支払総額
- 手数料やその他の費用があるか
- 繰り上げ返済に関する条件があるか
「毎月の支払い」はいちばん誤解を招きやすい数字
総額が同じでも、支払い回数を延ばせば毎月の支払いは小さくなります。そのため、毎月の支払いだけを比べると、支払総額の高いほうを選んでしまうことがあります。
ですから、双方に書面でそろった条件を出してもらい、同じ項目どうしを比べます。ここで述べているのは、比べるときに何を見るかです。
書面でもらう
口頭で示された条件は、契約のときには違っていることがあります。ですから、すべての条件を明記した書面をもらい、契約のときに1項目ずつ照合します。
当サイトには、ローンの金利、支払い回数、利息の総額はそれぞれいくらか、書面の条項を見られるかについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、比べ方と尋ねるべき質問です。いかなるローン条件も評価せず、いかなる金融機関や商品もすすめず、どの支払い方法を選ぶべきかも助言せず、財務に関する助言にもあたりません。判断については、資格のある専門家に相談してください。
ポイント
先に車の価格を決めてから支払い方法を話し、「そちらのローンを使わない場合、価格は変わりますか」とはっきり尋ねます。事前に自分で条件を1つ聞いて基準にし、比べるときは毎月の支払いではなく支払総額を見ます。