極端な気候での車の使い方:冬と夏それぞれの注意点
アメリカは地域によって気候が大きく異なります。温暖な地域から雪の降る州に引っ越したら、車の使い方もそれに合わせて変える必要があります。
冬:バッテリーとタイヤがもっとも重要
低温はバッテリーの使える電力を下げ、もともとかろうじて使えていたバッテリーは、寒波が来るとエンジンをかけられなくなります。冬に入る前に一度点検します。
気温が下がると、空気圧も一緒に下がります。冬用タイヤとオールシーズンタイヤは凍結路面での差が大きく、どちらがよいかはお住まいの地域によります。
- 実際にできること
- 冬に入る前にバッテリーの状態を点検する
- ウォッシャー液が凍結防止の仕様であることを確認する
- 車に毛布、スコップ、砂または猫砂(摩擦を増やすため)を積んでおく
冬:融雪剤は腐食を早める
路面の塩と化学剤は下回りを傷めます。冬のあいだ定期的に洗車して下回りを洗い流すと、車の寿命を延ばせます。
当サイトには、車をひと冬のあいだ乗らずに止めておくとき、止める前にしたことでまたエンジンがかかるかどうかが決まるということについての別の記事があります。ひと冬ずっと乗らないのであれば、見るべきなのはその記事です。
夏:高温が冷却系統とタイヤにかける負担
冷却系統は高温下で負担がもっとも大きくなります。冷却液の状態とホースの劣化の両方を見る必要があります。
高温に長距離の高速走行が重なるのは、タイヤにもっとも問題が起きやすい組み合わせです。出発前に空気圧とタイヤの状態を点検します。
夏:車内に物を置いたままにしない
車内の温度は日なたでは非常に速く上がります。電子機器、薬、スプレー缶は、いずれも車内に置いたままにすべきではありません。
さらに重要なのは、どんな場合でも子どもやペットを車内に残さないことです。
季節の変わり目には、思いついたときにやるより一度にまとめて済ませる
冬に入る前と夏に入る前に、それぞれ15分の点検を1回ずつ予定に入れ、メンテナンスの周期とは別に数えます。この点検の価値は、どれだけ細かく見るかではなく、決まって行われることにあります。
当サイトには、メンテナンスの周期、時期どおりに行うもの、状況を見て判断するものについての別の記事があります。季節の変わり目の点検は後者にあたります。走行距離とは関係がなく、どこに住んでいるかに関係します。
- 実際にできること
- 空気圧(気温が変わったあとは必ず見直す)
- ワイパーゴムとウォッシャー液の量
- すべての灯火類:ヘッドライト、テールライト、ウインカー、ブレーキランプ
- 冷却液とバッテリーの状態
- 車に積んでおくべき備品。季節ごとに一度入れ替える
気候の違う土地に引っ越したら、最初の入庫時に一言添える
温暖な土地から雪の降る州に(あるいはその逆に)引っ越すと、その車は経験したことのない条件に直面します。最初に整備工場に入れるとき、このことを口に出して伝えます。「引っ越してきたばかりで、この車はこれまでこういう気候で使ったことがありません」。
当サイトには、はじめて車を修理に出すとき、まず「合意した範囲」をはっきりさせ、判断ではなく症状を伝えることについての別の記事があります。この一言は背景であり、背景によって相手がどこを先に見るかが決まります。当サイトには、出発前に道路状況を調べるとき、3種類の情報源が伝えているのは同じことではないということについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、自分で気をつけられる項目です。いかなる装備、仕様、対処方法もすすめず、いかなる車両がいかなる気候条件に適しているかも判断せず、運転、機械、安全な操作に関するいかなる指針も示しません。関連する問題は、メーカーの説明と資格のある整備士を基準にし、現地の公式の気象・交通情報に従って行動してください。
ポイント
冬はバッテリー、空気圧、凍結防止のウォッシャー液に気を配り、下回りを洗い流します。夏は冷却系統とタイヤに気を配り、子どもやペットを決して車内に残しません。