「この価格は今日だけです」:まず今日の決定を分ける。大半は今日でなくてよい
これまでの数本の記事では、行く前に何を準備し、何を尋ねるかを扱いました。この記事が扱うのは別のことです。すでに席に着いていて、資料は机の上にあり、相手は今日署名するのと明日署名するのとでは違うと言っています。この時点で、すでに半日を使い、車を見て、気持ちのうえでも自分のものと考えはじめています。だから実際に向き合うべきなのは、「いま決めるかどうか」という問いそのものです。
まず「今日の決定」をいくつかに分ける
席に着いたあとで目の前に差し出されるのは、通常、4つの決定がひとまとめになったものです。この車にするか、この数字を受け入れるか、ローンをどちらで組むか、そしていくつかの追加オプション。ひとまとまりのものとして語られますが、そうではありません。
分けてみると、本当に今日決める必要があるのは通常1つか2つだけで、残りはあとでも対処でき、あとのほうが条件がはっきりしていることさえあるとわかります。当サイトには、ディーラーの追加項目はあるか、外せるかについての別の記事があります。何が出てくるかを事前に知っておくほうが、その場ですばやく反応するより役に立ちます。
期限が本物かどうかは、一言尋ねればわかる
その一言は「明日また来たら、この車とこの数字はまだありますか」です。答えが「あります」なら、今日の圧力は話の進め方の1つにすぎません。答えが「そうとは限りません」なら、どの項目が変わるのか、なぜ変わるのかをさらに尋ねます。
尋ねたあとは、相手の答えに急いで反論せず、書き留めておけば足ります。当サイト(ツールサイト)には、相手にいますぐ決めるよう求められたとき、その期限を誰が決めたのかをまず見分けることについての別の記事があります。
「確認してから返事します」は、それだけで完結した言葉
この言葉のあとに理由を続ける必要はありません。家族と相談したい、数字をもう一度見たい、一晩寝てから考えたい。どれも口に出す必要はありません。口に出すと、相手が応じられる材料になり、相手のほうがずっと慣れています。
さらに尋ねられたら、同じ言葉を繰り返せば足ります。これは駆け引きの技術ではありません。実際にまだ決めておらず、まだ決めていないときに「まだ決めていません」と言うのは正確なことです。
帰るにしても残るにしても、その場で2つを受け取る
1つ目は、すべての費用を書き出した書面の総額で、月々の支払額ではありません。2つ目は、今日話したのにまだ書き込まれていない項目――何を加え、何を外し、何を約束したか――で、相手に書いてもらうか、email で送ってもらいます。
この2つがあれば、あとで比べるのは同じ種類のものになります。なければ、明日手元に残るのは印象だけです。当サイトには、すべての費用を書き出した書面の見積もりを求めることについての別の記事があります。
いったん帰ると決めたとき、どう帰るか
謝る必要も、理由をこしらえる必要もありません。「今日は決めません。これが私の連絡先です」と言えば足ります。そして机の上の自分のものを持ち帰ります。その見積もり、自分の身分証明書、そして渡したもののすべて。
帰ろうとしたときになって相手が新しい条件を出してきたら、それ自体が1つの情報です。この数字はもともと交渉できる範囲にあった、ということです。新しい条件も書き留めておき、同じく今日決める必要はありません。
あとで1行書く:今回、本当に引っかかったのはどの項目か
帰宅したら1行書きます。今日迫られたのはどの決定か、どれにいちばん迷ったか、その場で足りなかったのはどんな情報か。この1行は、次に行く前にその項目を準備しておくためのものです。
多くの人は、あとで振り返ると、引っかかったのはある項目が本当に必要かどうかわからなかったことだと気づきます。当サイトには、延長保証や追加プランは任意のオプションか、そしていま決めるべきかについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、ひとまとめにされた決定をどう分けるか、どう尋ねるか、その場で何を残すかで、書いているのはやり方です。当サイトは、どのディーラー、製品、プランも評価せず、どの価格、金利、条件が得かどうかも判断しません。
買うかどうか、どの方法で支払うかは、自分自身の決定です。借り入れに関わる部分は、資格のある人に相談してください。当サイト(住宅購入サイト)には、「ほかにもオファーがあります。今日までに最終版を出してください」と言われたとき、数字の話の前にまず手続きを確認することについての別の記事があります。そちらは同じ状況が別の場面で起きたものです。
ポイント
目の前に差し出されるのは、通常、4つの決定がひとまとめになったものです。車、数字、ローン、追加オプション。分けてみると、本当に今日決めなければならないのはたいてい1つか2つだけです。期限が本物かどうかは「明日また来たら、この車とこの数字はまだありますか」と尋ねればわかり、その答えを書き留めておきます。「確認してから返事します」のあとに理由は要りません。帰るにしても残るにしても、その場で書面の総額と、今日話した項目を受け取ります。帰るならそのまま帰ればよく、謝る必要はありません。帰り際になって出てきた新しい条件は、それ自体が1つの情報です。