口頭の約束はすべて契約書に書かれましたか?
車を見て価格を交渉する過程は、数日にわたり、担当者が何人か入れ替わることもあり、その間に口頭での説明や約束がたくさん出てきます。それらは書類に入っていなければ、なかったのと同じです。
話しながら書き留める
契約のときになってから思い出そうとしないでください。話が終わるたびに、相手が口にした具体的な約束をその場で書き留めます。いつ、誰が言ったか、内容は何かです。
スマートフォンのメモで十分です。大切なのは記憶がはっきりしているうちに書くことです。数日たつと、どれが決まったことで、どれが話に出ただけなのか、区別がつかなくなるからです。
口頭だけで済まされがちなこと
以下の種類は、特に口頭のままになりやすいものです。
- 実際にできること
- 納車までに行う修理や手入れ
- 付けてもらえるもの:スペアキー、フロアマット、スペアタイヤ、取扱説明書
- もらえる書類:メンテナンス記録、車両履歴レポート、保証の書類
- ある費用を免除する、または売り手が負担する
- 納車の日付と方法
- ナンバープレートと登録の処理の日程
- 問題があった場合、どれくらいの期間内なら持ち込んで対応してもらえるか
契約の前にリストを渡す
契約の前に、書き留めたリストを相手に渡し、これらをすべて契約書か付属書類に書き入れてほしいと伝えます。
この行為には2つの効果があります。実際に書き入れられること、そして相手が「それはできません」と言う項目があれば、契約のあとではなく前にそれがわかることです。
署名のときに1項目ずつ確認する
最終の書類を受け取ったら、自分のリストを横に置き、1項目ずつ突き合わせます。どの項目も「対応すると言っていた」ではなく、書類の中で見つけられなければなりません。
見つからないものは、その場で尋ねます。この項目はどこに書いてありますか。書かれていなければ、追加を求めます。ここまで来たときが、最後の機会です。
厳密にはもう1回あります。納車の日です。当サイトには、乗って帰る前の20分は先に書面と照合してから車を見ることについての別の記事があります。リストの各項目は、そのときにもう一度確かめられます。
「あとで対応します」は時期を明記する
ある項目を納車後に対応する場合は、いつ完了するのか、完了しなかった場合はどうするのかを明記します。
「あとで手配します」は、いちばん拘束力のない書き方です。日付まで具体的にするか、少なくとも「何日以内」までにします。
交渉する人と契約する人は、同じでないことが多い
実務でとてもよくある体制は、車と価格の話をする人が1人、最後に書類の署名を進める人が別の1人、というものです。約束は、この引き継ぎでいちばん抜け落ちやすくなります。
ですから、契約の段階が始まるときに、まずひとこと伝えます。先日の話の中でいくつか約束があったので、すべて書類に入っているか確認したいのですが。このひとことで、責任が「あなたが覚えていること」から「書類が一致していること」に変わります。
- 実際にできること
- 契約のときに誰が引き継ぐのか、これまで話した内容が引き継がれているかをはっきり尋ねる
- 書き留めたリストを、口頭で繰り返すだけでなく、引き継いだ担当者に直接渡す
- 相手が「それは前の担当者が約束したことです」と言う場合は、前の担当者を呼んで一緒に確認してもらう
- 当サイトには、すべての費用を記載した書面の見積もりをもらえるかについての別の記事があります。その見積もりが、引き継ぎのときにいちばん使いやすい照合の材料です
この記事の範囲
この記事が扱うのは、整理と確認のやり方です。いかなる条項の法的効力も説明せず、法律に関する助言にもあたりません。疑問については、資格のある専門家に相談してください。
ポイント
話しながら書き留め、契約の前にリストを相手に渡して書き入れるよう求め、署名のときに1項目ずつ照合します。「あとで対応します」は、時期と、完了しなかった場合の扱いを明記します。