駐車場を回るだけでなく、高速区間を含めて試乗できますか?
駐車場を2周しても、確認できるのは車が動くことだけです。車を買うのは実際の道路状況で走るためですから、試乗も実際の道路状況に近づけるべきです。
ひと通りのルートを求める
試したい区間を事前に伝えておくと、相手も時間を調整できます。妥当な試乗はおよそ20〜30分で、いくつかの異なる状況を含みます。
- 実際にできること
- 低速:右左折、バック、駐車
- 一般道:発進、加速、ブレーキ、信号
- 高速区間:ハイウェイの速度まで加速し、しばらく維持する
- 可能なら、路面の荒れた区間を探す
- 停止状態から加速しきるまでを1回含める
高速区間で注意すること
次の項目は、どれも低速では感じ取れません。
- 実際にできること
- 加速時に引っかかりやもたつきがないか
- 高速でハンドルが安定しているか、振れないか
- 車が片側に寄っていかないか(安全な状況で、ハンドルを握る力をゆるめたとき)
- 風切り音とロードノイズの程度
- 車線変更時の反応
- 高速でのブレーキの感触
オーディオを切る
試乗中は音楽をかけず、ずっと話し続けることもしないでください。聞く必要があるのは車の音です。エンジン、変速、サスペンション、そして路面から伝わる感触です。
ささいなことに聞こえますが、いちばん差が出る習慣です。静かなときにしか聞こえない異音はたくさんあります。
自分で運転し、2回走る
助手席に座って相手の運転を見ているだけではいけません。自分で運転します。感じ取るべきなのは操作にかかわる部分だからです。
可能なら、帰りは別の人に運転してもらい、自分は横に座って聞きます。運転中は注意が道路に向くので、音を聞き取る力は落ちます。
記録して、整備士に渡す
試乗中に気づいた現象はすべて、具体的な言葉でメモします。どの速度で、どんな状況で、どんな感触や音だったかです。
そして、購入前点検のときに整備士に渡します。「高速でハンドルが振れる」は「走るとなんとなくおかしい」よりずっと役に立ちます。当サイトには、自分で探した整備士のところへ持ち込んで購入前点検を受けられるかについての別の記事があります。当サイトには、知らない人に車を売るとき、売り手の側が試乗の前に決めておくべきことについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、試乗の段取りと記録できる観察です。いかなる現象も読み解かず、いかなる車両も評価せず、運転や安全に関するいかなる助言も示しません。試乗は現地の交通法規を守り、安全を前提に行ってください。評価は資格のある整備士に任せてください。
ポイント
高速区間を含むひと通りのルートを事前に求め、オーディオを切り、自分で運転します。気づいた現象は具体的な言葉でメモして整備士に渡します。